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まあ、仕事がら、これは本当によく質問されることなのですが。
これまで何年も教育の片棒を担ぐ仕事をしておきながら、正直、いまだにハッキリとした答えは見つかってません。 いい高校に入るため? いい大学に入るため? いい会社に入るため? そして、立派な大人になるため? 違う。 こんなものは答えになってない。 いや、実はこれが正しい答えなのかもしれないけれど、中学・高校生くらいの子供たちにこれを答えたところで、これが彼らの求める答えではない。 もっと直感的に、わかりやすく、リアリティのある答えを提示しなければいけない、ということまでは自分も重々承知しておりますが。 脳は使えば使うほど賢くなる。 賢くなれば、人生はもっと楽しくなる。 賢くなれば、お金を稼げる。 賢くなれば、いい友達にも恵まれる。 賢くなれば、ダマされない。 だから、脳の柔軟な子供の頃から、柔らかアタマにしておく必要がある。 ここから以下は、ちょっと本題から外れて、今のところ自分の考えている『人生に必要なもの』のお話を。 国語・数学・理科・社会・英語・音楽・美術・保健体育・技術・家庭。 いろんな『知識』を身につけ、そこから『知恵』を生み出す。 本来、『知識』と『知恵』は全くの別モノです。 『知識』とは、生きていく上で、自分の土台となるもの。 そして自分の身を守る、いわば防具のようなもの。 『知恵』とは、土台となった『知識』をもとに、自らが考え出すアイデア。 こちらは人生を切り開く、いわば武器のようなもの。 大人になって最も必要とされる能力は、この『知恵』の方なのですが。 ただ、土台の『知識』がなければ『知恵』を生み出すことは難しいのです。 ごくまれにいますけどね。 いわゆる『脳が運動神経でできている人』は、『知識』がなくてもゴリゴリと『知恵』を生み出し、ガンガン人生を切り開いていける。 『世渡り上手』であり、ある意味の『天才』です。 でも、こういう人たちは例外です。 ちなみに、『知識』だけの人もダメです。 ネット掲示板なんかを見ていると、よくいます。 やたらめった、他人を悪く言う人たち。 バカだのカスだのといった言葉を、平気で言えちゃう人たち。 彼らはまさに『知識』という鉄壁の防具で、自分自身の世界をガチガチに守り抜いているわけです。 居心地がいいでしょうからね。自分の世界は。 でも、それではダメなんです。 せっかくの『知識』が、全く生かされていない。 『知識』は本やネットでも充分に身につけることはできますが、それを『知恵』に変えるためには、とにかく行動しなければいけない。 現実世界で『知識』を応用しようとするとき、たいてい矛盾にぶち当たり、それを解決するために『知恵』を絞り出す。 そこまでいかないと、『知恵』は生み出せないと思うのです。 この『知恵』を生み出す作業こそ、生きていく上で必要ではないのかな、と。 で。 話を戻しますが。 Q.『なんで勉強をしなければいけないのか』 A.『賢くなれば、楽しい人生を送れるから』 ただ、これを子供たちに説明する段階で、もうひとつ大きな壁にぶつかるのですが。 今の子供たちには、夢がない、ということです。 夢がないから、『楽しい人生』が何なのかもわからないし、わからないから憧れることもできないし、目標にもできない。 だから、勉強をして賢くなることに、全く意味が見いだせない。 子供に限らず、最近では大学生くらいになっても、将来のビジョンが全く描けない人が多すぎます。 では、この原因は何か? それは、大人が夢を持てていないから。 夢を語れないから、子供たちにも教えることができない。 結局のところ、『子供たちに夢がない』のではなくて、『子供たちに見せる夢がない』ということなのでしょうけど。 じゃあ、どうやって子供たちに夢を語ってやればいいのか? 大人が、そのことを勉強するしかない。 今、まさに自分が悩んでいるように。 ほらね、子供の頃に勉強しとかないと、こういう大人になってしまうんだよ、と、反面教師的なことしか言えなくなってしまっている自分。 はい、今の自分ではここまでが限界です。 『楽しい人生』がどんなものか、これをわかりやすく切実に説明できるよう、がんばらねば。 PR |
歌詞が『んふんふ』しかないのに、この中毒性。 てか、ギターソロが本気でクオリティ高い。 |
でもたぶん、すぐ飽きる。
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